にんべんに十ってなんて読めば良いんだろう?
確かに、にんべんに十といて「什」という漢字は、普段使わない字なので身近な人の名前に使われてなければ、知らない人も多いですよね。
なので、今回はにんべんに十の読み方や意味、「什」が入った熟語や名前をテーマにまとめました。
にんべんに十「什」って字は人名に使われない漢字だったり、日常的に見かけることも少ないけど覚えておくと間違い予防ができますよ!
にんべんに十の読み方とは?
まずは、什の基本的な情報を紹介します。
漢字 | 什 |
部首:偏(へん) | 人偏(にんべん) |
部首:旁(つくり) | 十 |
音読み | ジュウ、シュウ |
訓読み | とお |
人名読み | なし |
つまり、にんべんに十と書く漢字「什」の読み方は、「とお、シュウ・ジュウ」と覚えておけばOK!
ちなみに、スマホの文字入力では音読みの「シュウ」で変換が出てこないので、もし忘れてしまっても問題はないと思います。
什って字は人名に使われない漢字だったり、日常的に見かけることも少ないので、右側の旁(つくり)の「十」の読み方を知っておけばなんとなくわかりますよ。
「旁(つくり)を参考に読む」これは他の漢字にも使えます。
でも、どうして「ジュウ・とお」って読むようになったの?
これに関しては、次の章のにんべんに十という組み合わせが「什」となった、成り立ちと意味をチェックすれば分かります。
「什」の意味って?
什の意味は、
- 十で一組
- 数の十
- 日常で使う器具
などがあります。
もっと簡単に言えば、什=十と同じ意味だと思っても問題ないと思いますよ。
なぜなら、「什」は漢数字「十」の旧字体または大字と呼ばれる漢字だからです。
それにプラスして器具などにも使われると言うわけです。
※旧字体:常用漢字表で示された字体に対して、そのもととなった字を指します。
※大字:壱万円など会計書類などで使われる漢数字(拾など)
英語での意味
監視は一文字て様々な読み方や意味を持っていますよね。
なので、「什」を英語で表すなら
- utensil
- thing
- ten
この3つの英語になります。
さて、ここまでにんべんに十【什】をの読み方や意味を見てきましたが、什って名前や熟語に使われるのかって気になりますよね。
なので、什が入った名前や単語について詳しく紹介していきます。
什が入った名前や熟語は?
結論から言うと、什という漢字は「下の名前・苗字」に使われることがないようですね。
ただ、調べてみると東京喰種という漫画作品のキャラクタには、什の漢字が入った人物が発見できました。
その名前は、
- 鈴屋什造
というキャラクターです。
簡単に説明すると喰種と戦う組織に所属(喰種対策局CCGの二等捜査官)しているようです。
では、次からはにんべんに十と書く「什」が入った単語・熟語を見ていきましょう。
「什」が入った単語・熟語
什具(じゅうぐ)
この3つの熟語の意味は、日常的に使う道具や家具を指します。
また同じ意味の【什器(じゅうき)・什物 (じゅうぶつ)】という熟語もあります。
什宝(じゅうほう)
什宝のは、だいたい引き継がれている宝という意味や秘蔵の宝を指す熟語です。
佳什 (かじゅう)
佳什は、優れた詩歌を意味します。
什長(じゆうちよう)
什長は、10人程度の集まりのリーダーを意味します。
実際に、会津藩では同じ町の六歳〜九歳の藩士の子供の十人程度の集まり【什】がありました。
その中の年長者の一人が一人什長と呼ばれていたと言われているんですよ。
「什」が入った四字熟語
一伍一什(いちごいちじゅう)
一伍一什というのは、物事の始めから最古までを意味する四字熟語です。
簡単に言えば、「すべて」という意味合いだと覚えておけば良いでしょう。
また、一五一十と書くこともあります。
まとめ
では、さっそく今回の内容をまとめていきますね。
- 音読み:ジュウ、シュウ
- 訓読み:とお
- 人名読み:なし
- 意味:数の十、日常で使う器具
今回は、「にんべんに十」と書いて何て読むの?どういう意味?などをテーマに紹介してきました。
漢字って読みや意味が同じでも、違う漢字を使うことがあるって、今思うと不思議ですね。
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