木へんに区の5つの読み方!「枢」の音読み訓読みと熟語も覚えよう!!

木偏(きへん)
ブッシュー
ブッシュー

木へんに区「枢」って馴染みがなくて、読めナイヨ!

確かに、木へんに区と書いて「枢」って漢字は、日常的に使う言葉とはいえないですよね。

ただ、新聞や小説など書物には結構登場していたりするので、分からないと内容が理解できなかったりしますよね。

それに加えて漢字は、音読み訓読みもあるし、名前になると余計にややこしくなったり。

なので今回は、木へんに区「枢」の読み方や意味・成り立ち、枢が使われる熟語や名前についてまとめました。

木へんに区(枢)を日常会話で使う回数は、これからも限られると思いますが、知っておいた方が良い言葉なので、一緒に見ていきましょう!

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木へんに区「枢」の読み方とは?

木へんに区と書いて「枢」

木へんに区と書いて「枢」はなんで読む?

まずは、枢の基本的な概要を紹介していきますね。

漢字
部首:偏(へん) 木(きへん)
部首:旁(つくり) 区(く)
音読み スウ、シュ
訓読み とぼそ、くるる、かなめ

つまり、木へんに区と書く「枢」という漢字の読み方は、「スウ、とぼそ、くるる、かなめ」と覚えておくとOK!

それに加えて、人の名前に使われる際に「枢(たる)」という読み方もあるので、覚えておくと安心。

といっても、「スウ」がよく使われる読みなので、全部覚えるのが面倒な方は、木へんに区の読み方といえば、「スウ」という考えでもアリかな?と思ってます。

 

さて、上記の基本的な情報だけ見ても、この枢という漢字についてピンと来ないですよね。それは当然で、枢って漢字単品で使われる事があまり無いんですよ。

なので、その疑問を解決するために「枢」の意味や成り立ちを一緒にチェックしていきましょう!

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枢(木へんに区)の意味と成り立ち

先ほど紹介した中で「かなめ」という読み方があったことから分かる通り、枢の意味は「重要な(役割)」といった意味があります。

枢の読み方の中でも、音読み「スウ」は聞いた事がある使われ方をしていますよね。

例えば、

  • 宗教関係の地位:枢機卿(すうききょう)
  • 歴史の教科書に出てくる:枢軸国(すうじくこく)

などは聞いたことがあるでしょう。

また、枢の訓読みにある「くるる、とぼそ」と読む場合に限って、「扉の回転軸」という意味で使われています。

 

さて、先ほどの二つの例の共通点は、「大切な役割」「軸となる」でしたよね。

ブッシュー
ブッシュー

どうして、枢が「重要な役割」などの意味になったの?

これは元々違う漢字だったのが、少しずつ変化していったことが関係しているんです。

成り立ち

元々の枢という漢字は、

  • 旧字体では、樞
  • つまり、右側の區=区。

という事。

詳しく紹介すると「區(区)」というのは、祈りの器が多く置かれた隠された場所を指した意味。

そして、その入り口にある扉の回転軸を枢(とぼそ、くるるの意味)と呼び、枢は扉の動きの重要な役割(かなめ、もと)を持っているので、枢には重要な役割という意味が使われるというわけですね。

枢が入った熟語と使い方

枢の入った熟語は、

  • 枢軸(すうじく)
  • 枢要(すうよう)
  • 中枢(ちゅうすう)
  • 枢密(すうみつ)

などの4つが比較的よく使われている言葉です。

意味や使い方はこの後で詳しく紹介していきますが、どの熟語も「重要、中心、大切」といった意味合いで使われることが多いです。

また、政治や社会に関する文脈で使われることが多いのも特徴。

 

では、さっそく枢を使った熟語の意味と使い方を一緒に見ていきましょう!

枢軸(すうじく)

枢軸とは、活動や物事の中心となる重要な部分を意味します。

例えば、戦時中に日本、ドイツ、イタリアの3カ国同盟を枢軸国と呼んだように、連合国に対する中心的な国々という意味で使われていますよね。

枢要(すうよう)

枢要とは、物事の最も大切な部分や最も重要である事。また、その様子を指す意味です。

例えば、

  • 〇〇は国家の枢要な地位だと言える。

のように使われます。

中枢(ちゅうすう)

中枢とは、中心となる大切・重要な所を意味する言葉。

例えば、

  • 中枢神経系(神経系の中心となる役割)
  • Aさんは国家の中枢に潜り込んだ。

といった使われ方をしています。

枢密(すうみつ)

枢密とは、政治の中で重要な秘密や機密を指す意味で使われています。

この枢密という言葉は、単語としてはあまり使われておらず、枢密院(きみついん)と呼ばれる機関の名前に用いられています。

 

まとめ:木へんに区

では、さっそく今回の内容をまとめていきます。

  • 音読み:スウ、シュ
  • 訓読み:とぼそ、くるる、かなめ
  • 漢字が持つ意味:重要、扉の回転軸

今回は、「木へんに区」と書いて何て読むの?どういう意味?などをテーマに紹介してきました。

漢字単体で見ると「何て読むんだろう?」ってなるけど、熟語を見たとき意外と読めてしまうのって不思議ですよね。

特に、枢軸国って読めるけど、「枢」って読めなかった方も多いんじゃないかな?と思っております。

 

当サイトでは、「木へんに〇〇はなんて読むの?」「〇〇はどういう意味?」などがテーマの記事を扱っているので、気になった部首の組み合わせをチェックしてみて下さい!

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