
ひなこ
「きへんに西」と書く漢字なんて読むの?
この記事では、「きへんに西」と書く漢字『栖』について、その読み方や由来、どんな場面で使うのかを詳しく解説します。
熟語や名前、日常での活用例も交えて、「きへんに西」の魅力と奥深さを、わかりやすくお伝えします。
きへんに西「栖」の読み方とは?

きへんに西「栖」の読み方
「きへんに西」とは、「木へん」と「西」という部首と偏旁を持つ漢字、『栖』のことです。普段あまり見かけない漢字ですが、実はさまざまな意味や使い道があります。
部首
栖(きへんに西)の意味と成り立ち
「きへんに西」は、漢字としての歴史とイメージがとてもユニークです。
語源や成り立ち
「栖」は、木へんに西と書きます。「木」はそのまま樹木を、「西」は元々“巣”や“住まう場所”を表していた象形文字です。
このふたつが組み合わさり、「木にある住まい=鳥の巣」や「生き物が住む場所」という意味になりました。

木+西⇒栖
また、古代中国では「栖」は鳥や魚など動物の“すみか”全般を指していました。
現代日本語でも「巣栖」など、動物の住処を表す言葉として使われています。
栖が入った名前や熟語は?
苗字・名字の例
「きへんに西」を使った名字は全国に多くはありませんが、珍しい名字として以下のようなものがあります。
-
栖原(すはら/すみはら):和歌山県や愛媛県に多い名字です。
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栖谷(すだに/すや):主に関西地方で見られます。
下の名前の例
「きへんに西」は人名用漢字に指定されており、特に男の子の名前で使われることがあります。
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栖(すみか/せい):自然を感じさせる響きから、現代でも稀に使われます。
熟語や関連語の例
熟語 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
棲息 | せいそく | 生き物が住みつくこと |
栖居 | せいきょ | 住みつくこと、住まい |
巣栖 | そうせい | 巣と栖。生き物の住処 |
同じ「すむ」と言う類似した漢字: